牛肉の記事(※1)とお寿司屋さんの記事(※2)の中で「感情的リンク」というのと「顔の見える関係」という二つの食に関する概念が出てきたということで、実際に最近その二点を実際に改善に向かわせている運動としての「地産地消」に触れておかなければならないだろうと思います。
地産地消というのは、地元で作ったものを地元で消費するという意味です。先日紹介した(※3)文教大学エコキャンパスの作ったグルメマップというのもこの「地産地消」を促すためのものであると言えます。
地産地消にもいろいろな形態がありますが、一番わかりやすいものとして地元の農家による直売店があります。直売店に行けば、すぐ近くの畑で育てられた野菜が手に入り、場合によっては生産者に会えたり、世間話に花を咲かせることだってあります。こうして、実際にどのように育てられているものなのか、またどんな人が作ったものなのかがわかるようになるのです。(さらに詳しくは
財団法人日本特産農産物協会ホームページの地産地消を参照)
他にも地産地消は、運送費と運送によるCO2排出の削減や、より新鮮な生産物の供給などの効果もあり、なんともエコロジー。地産地消はなかなかのポテンシャルがありそうです。
でも、わたしは少し疑問に思うところもあります。
たとえば茅ヶ崎で胡麻を栽培している人がいました。胡麻の有機栽培をしている農家は茅ヶ崎でその人一人。市はそんな胡麻が地元で取れて、さらに地産地消できたら嬉しいです。そんな市の期待と誇りを背負ってその人はせっせと良い胡麻を作っているんですが、実際にその胡麻を正当に値付けしたら半端なく高いんです。
だからその人は安くして売るか自分で食べるかです。その代わり儲けがない(むしろ赤字)なので、街へ出稼ぎに行きます。(ぇ)
うーん。まだ実際に聞き取りはしていないのですが、「有機農業」とか「地産地消」っていう言葉の崇高さから、その人はたとえ自分が赤字で出稼ぎに行かなければならなくても、自分は市にとって素晴らしいことをしていると思って栽培を続けるわけで、市もその栽培の継続を期待しているらしいのです。
この事例についてわたしはまだ何も言えないし、それはそれでよそ者がうだうだ言わないほうがいいのかもしれません。今度その方に会っていろいろとお話を伺ってみたいと思います。
なにはともあれ、わたしたちはそれぞれの地域に合った形での「地産地消」を考えて個人個人が意識し始める時期に来ているみたいですね。
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CRYPTOMERIAの杉原です。
アクセス解析を見ていて気がつきましたよ。
最近、
「鯛という名のマンボウ、アナゴという名のウミヘビ」
という食品偽装に関する本を読んだのですが、この国の人は、「きちんとした食べ物」を食べるためには、それ相応のコストと手間がかかるんだということを、すっかり忘れているように思います。
しかし、茅ヶ崎のゴマ農家のような「きちんとした食べ物」を、正当な価格で評価して買ってくれる人は、必ずいると信じています。
1農家の力ではその人にたどり着けないというところが、問題なのだと思います。